WordPressの読み込み速度が遅いと検索エンジン(Google)から上位表示されなくなる可能性があります。
多くは画像の読み込みに時間がかかっていることに起因している場合が多いようです。
Lazt Loadは、画像読み込み遅延に効果を発揮するプラグインです。
いまさら何故、画像ファイルの容量が大きくてはダメなのか?
Googleは2018年7月からページ表示速度をモバイル検索のランキング要素として組み込むことを発表しています。
日本では4Gは当たり前のようになっていますし、Wi-Fi環境もだいぶ整ってきましたが、Googleは日本だけを監視しているわけではありません。
世界のモバイル回線接続は、2020年でも70%が3G回線にとどまります。
つまり、Googleが監視するページ表示速度は3G回線を世界基準として行われるというわけです。
3G回線を基準に考えるのであれば、画像ファイルはテキストファイルに比べて容量が大きいので、表示に時間がかかります。
2019年現在 もうじき世界的に5G回線へ移行していき、2025年までには5G回線接続が世界で12億に達すると言われています。
そこにたどり着くまでには5年以上の時間がかかりますし、現状ではGoogleの基準に合わせておく必要があります。
今更ながらページ読み込み速度を早める必要が出てきました。
速度をチェックするためにGoogleのTest My Siteでモバイル回線テストを行ってみると良いでしょう。
画像を遅延させて読み込む Lazy Load
Lazy Loadは直訳すると「ゆっくりと負荷をかける」ということで、「遅延させる」と、理解できます。
ページにアクセスした時には画像を開かず、スクロールなどして画像表示が必要になった時に表示させることができます。
つまり、ページにアクセスの読み込み時間の短縮になるということです。
これがGoogleのモバイル検索のランキング要素に当てはまってくるかどうかは今のところわかりませんが、少なくともファーストページ読み込みのスピード感は増してきます。
Lazy Loadは超簡単!インストールして有効にするだけ
Lazy Loadは基本インストールして有効化するだけでOKです。
Lazy Loadと同じように「遅延効果」を使ったプラグインは多数 存在し、設定によってコントロールできるものもあります。
- LazyLoad
- a3 Lazy Load
- Unveil Lazy Load
- BJ Lazy Load
- LazyLoad by WP Rocket
- etc….
画像遅延読み込みプラグインとして どれが一番良いの?
一番簡単なものはLazy Loadです。インストール後 有効化するだけです。
更新が2018年でストップしているという不安もありますが、機能が簡単なだけで、更新する必要が少ないからです。
Lazy Loadを使用するのであれば、このプラグイン一択で良いでしょう。
画像遅延系プラグインはCDNと相性が悪い場合がある
CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)は画像やデータなど、サイズの大きいコンテンツのキャッシュを複数のサーバーで分散して所有させ、ページ閲覧時に訪問者の一番近いサーバーが応答するというネットワークシステムです。
画像遅延系プラグインはCDNと相性があまり良くないと言われています。
特にjetpackの「Photon」というCDNの機能がありますが、画像遅延系のプラグインとの相性は良くないようです。
CDNを使用している場合はご注意下さい。
まとめとして
Lazy Loadで遅延読み込みをさせることがGoogleにどう影響をあたえるのかよく分かっていません。
Google botが認識出来ない場合があるとも言われています。
個人的には、CDNを利用する以前はLazy Loadをインストールしていました。
しかし、CDNの方が効果があったので、現在 Lazy Loadは 削除しています。
CDNを使用したくない、あるいは出来ないといった状況ならインストールはありなのではないでしょうか。