Mozillaは今後、Firefoxの開発において、avaScript・CSS・HTTP・メディアフォーマットなど全てセキュア・コンテキストでなければ対応しないと明らかにしています。
現在WordPressでブログなどのウェブサイトで対応していない方々は、早めの対応が必要になります。
HTTPSの環境でないとダメですよ
セキュアコンテキスト(Secure Contexts)とは直訳すれば「安全な文脈」ということで「HTTPではダメですよ。SSLの環境下で構築されたサイトでなければ対応しませんよ。」ということです。
(原文) All the building blocks are now in place to quicken the adoption of HTTPS and secure contexts, and follow through on our intent to deprecate non-secure HTTP.
「すべてのビルディングブロック(Firefoxのことか)は、HTTPSの採用とコンテキストの保護を迅速に行い、非セキュアなHTTPを軽視する意向を持っている」こんな感じですかね。
Webは確実にHTTPSへ移行している
Chromeは現在、パスワードやクレジットカード情報を扱わないHTTPサイト、いわゆる非セキュアサイトでもアドレスバーに警告が表示れるようになっています。
Mozillaも同様いや、それ以上のに対応を行なうということです。
Webは確実にHTTPSへの移行を推し進めています。
早い段階でSSL環境下で移行してサイト構築しないといけないということです。
あるいは、今からブログや会社のサイトを作成する場合は、最初からSSL環境下で構築しておく必要があります。
安心してください!ほとんどのサーバーはSSL化に対応している
すでにほとんどのレンタルサーバーは無料独自SSLを用意しています。
逆に対応していないレンタルサーバーを使用しているのなら、これを機会にSSL対応のレンタルサーバーへ乗り換えて下さい。
WordPressを既存でHTTP環境で使用していても、HTTPS化できますので是非行って下さい。
エックスサーバーで行った方法 プラグインで行った方法無料ブログはどうなるのか
国内の無料ブログはSSL化するのでしょうか?
WordPressのサイトなので無料ブログはどうでもいいお話なんですが、ちょっと調べてみました。
はてなブログは2017年10月くらいから管理画面がHTTPS化されました。
順次サイトもHTTPS化に変更するということですが、2018年1月24日現在まで進行はありません。
アメブロやFC2もSSL化されるようです。
どうやら、大手の無料ブログサービスは対応していくようですね。
しかし、地方のブログサービスは遅れをとる可能性がありますので、注意しておいたほうが良いですね。
良い機会なので、レンタルサーバーを借りてWordPressへ移行したほうが良いですよ。
HTTPSってどんな意味?用語解説しておきます
もしかしたら、用語が難しいかもしれませんので、とても簡単に用語解説をしておきます。
HTTPS
Secure(暗号化などで安全な状態にする)環境下で、Hypertext Transfer Protocol (HTMLを送受信するための通信上の手順などの約束事)を実行する事です。
プロトコル
コンピュータ同士の通信における手順などの約束事です。
お互いが理解できる約束事でないと通信できません。
SSL(Secure Socket Layer)
データを暗号化して、安全に送受信できるプロトコルです。
SSLを利用するにはサーバーにSSL証明書を導入しなければなりませんが、最近ではレンタルサーバー会社で無料SSL証明書を導入しているところがあります。
まとめとして
Chromeに続きMozillaもHTTPSを義務付けてきました。
Safariもそうなることは見えていますし、EdgeやOperaも然りです。
今後HTTPSが当たり前になってきますので、今のうちにサーバーのSSL化を行なうというのが良いでしょう。